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元阪神タイガース『代打の神様』八木裕さんへの質問②

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『元阪神タイガース 八木さん との対談②』

 

 

◉2つ目はコーチ時代の八木さんへの質問

『若手育成の際の心得』について

 

 

僕もこの業界でマネジメントや指導をする事も多く

人にコーチする事の難しさを痛感した事があります。

 

 

特に若手を指導する際に

気になる所があったとして

それはその選手の『伸ばすべき個性』なのか

はたまた『修正するべき改善点』なのか

どの様に判断されていたのかと

質問させて頂きました。

 

 

色々なスポーツのトレーナー活動をした時に

たまに選手からのこぼれ話で

「あの選手はコーチに

フォームをいじられてからおかしくなった」

「言われた通りにやっているのに成果が出ない」

という声を耳にする事があります。

 

 

素直な選手であればあるほど

ここにおちいっている選手が多い印象です。

 

 

もちろん指導が良い方向に

出る事もあるのですが

口を出すべきか…。

見守るべきか…。

 

 

(仕事でも部下の指導にあたる事の多い方は

悩まれた事があるのではないでしょうか?)

 

 

 

この質問にも八木さんは即答で答えて下さりました。

 

 

 

何でもかんでも教えようとするコーチは

愚の骨頂です!

 

 

コーチは教える必要はほとんどない。

選手に良い気づきを与えられるよう導く事が

出来るかどうかが大事である。

 

 

バッティングの指導で言うと

選手が自分自身でこのフォームであれば

良い打球を打てる!という事に

気づくために原理原則

(身体のバランス、間の取り方)

は教えたりするが

 

 

この打ち方が定石だ!

今は良くても今後を考えるとこうだ!

このフォームが良いフォームだ!

とコーチのエゴで選手本来の持つ

打ちやすい。と言う感覚まで狂わせる事は

あってはいけない。

とおっしゃって下さいました。

 

 

選手自身が考えて

ハッと気づくから身につく。

 

 

成果が出やすい方法を

教えるのではなく

 

 

自分に合った

成果の出しやすい方法に

気づいてもらう。

 

 

これが本当のコーチの仕事だと

教えて頂きました。

 

 

熱を帯びた対談はここで終了。

 

 

時間はあっという間に過ぎていて

気づけば対談終了の予定時刻を

だいぶオーバーしていました。(^^;

 

 

それにしても

質問への明確な答え。

実体験、実績に基づいた理論。

いや~。さすがプロ…。

と感動するお話ばかりで

これからの自分の仕事への

取り組み方に関して

大きなヒントを頂きました!

 

 

八木さんと対談する事が出来た!

と言う喜び以上のものを

得る事が出来た学びの一日でした。

 

感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

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